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・福本 歩 個展 「擬物館」
わたしはいつも、うそをついて人をだましたり、世間に嫌がらせをしてやりたいと思っています。 そこであたかも役に立ちそうで実はまったく用途のない、いんちき道具を制作し、人に売りつけてやろうと考えました。それらはこの世の中でまったく役にたたないし、無駄で、邪魔で、いらないものです。
「動物園」「植物園」「博物館」「美術館」など、この世の中には珍しい動植物や珍しいものを見せてお金をとる施設が多くあります。今回わたしもそういった施設をまねて、いんちき道具を見せびらかしてもてなす部屋、「擬物館」を開館することにいたしました。 |
・プロフィール
福本 歩(ふくもと あゆみ) 略歴 1979年 横浜市生まれ 2003年 多摩美術大学卒業 2005年 筑波大学大学院芸術研究科修了
展覧会歴 2001年 「ライスレスカレー」 間島領一「食欲連鎖」会期中にパフォーマンス (川崎市岡本太郎美館)
2002年 菜の花里見発見展(千葉県) 2003年 多摩美術大学工芸学科卒業制作展(青山スパイラルガーデン) 「CROSSING PATH」(つくばセンター)
2004年 「新生-Future Creative Ceramics」(海岸通ギャラリーCASO) 「豚をはさむ機械の嘘」(exhibit
LIVE) 個展「福本歩展」(ギャラリー山口) 2005年 筑波大学芸術研究科修了展(つくば美術館) IEEG・国際交流展(プロムナードギャラリー/韓国・弘益大学)
2006年 「中村錦平プロデュース クレイコネクションbyフリーター」 (青山スパイラルガーデン) | ・実験報告
薄暗い部屋、赤絨毯、長いダイニングテーブル、そして立ち並ぶ古びた棚,まるで江戸川乱歩の小説に出てきそうな怪しげな館を思わせる空間が出来上がった。
棚には、作者が「いんちき道具」とよぶ摩訶不思議な陶芸作品が並べられ、それらはじっくり見ればみるほどニヤリとさせられてしまう物ばかり。確かにどれも実用品ではないが、しっかりと心を癒してくれて非常に役に立っている。
職人気質な福本歩が生み出すとんちの効いた怪しい世界が味わえる展示会となった。 |  | | |